総番長日記

大日本番長連合電脳通信

カレンダー 

08 | 2013/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
 

最新記事 

 

カテゴリ 

 

リンク 

 

メールフォーム 

名前:
メール:
件名:
本文:

 

その時歴史が動いた 

もしも・決断の瞬間編
 

その時歴史が動いた 

源平争乱・元寇編
 

『ヒゲの隊長・絆の道』のまとめ(2)。 

9月15日

読者も、編集サイドも、領土問題をメインにしてそこをもっとページ数を使って描いたほうが、気分的にスッキリしていたかもしれません。

しかし私は10年も前の、すでに解決済みの自衛隊イラク派遣の描写に本書の半分以上のページ数を使いました。

本書の著者名はヒゲの隊長ですが、漫画の構成は私に任されていました。

私は「せっかく描くなら自分が共感できるものを描きたい」と思いました。

日中韓…三国(ロシアを含めると四国)が「対等な立場で」領土問題についての話し合いのテーブルに着く…ということが、はたして現実的に可能かどうか?ということはひとまず置いておいて…

私には日本人が領土問題を平和的に解決へ導いていくためのヒントが、自衛隊イラク派遣のエピソードの中にあるような気がしました。

言葉も、肌の色も、歴史も風習も宗教も日常の習慣も…何もかもが異なる異国の人々と日本人が「絆」を結ぶことができた稀有な「成功例」だったからです。

かと言って、イラクで自衛隊がおこなった工夫が、そっくりそのまま領土問題解決の手段に応用できるわけではありません。

当時のイラクと現在の極東アジアではあらゆる事情がまるで異なりますし、なによりイラクの時のような人と人の付き合いではなく、領土問題は国家と国家の交渉ですから次元が違います。

しかし本質的なところでは「同じような部分」があるのではないでしょうか。

相手は核兵器を保有したり、軍備を増強したりしている国ですが、日本は法律で戦争を永久放棄している国…

だから日本が他国と「対等な立場」に立つために、法律を改正し他国に負けないような軍備と兵力を持つべき…

相手が核兵器を持っているんだから、日本も核武装するべき…

それでいいのでしょうか。

有事に備えて戦争の準備をするのではなく

戦争という最悪の事態を回避するためにあらゆる手を尽くす…

それが政治家の仕事なんじゃないでしょうか。

もちろん、私の考えは絵に描いた餅…ただの「理想」に過ぎません。

だから私は「理想」を描きました。

素晴らしい餅を描くのが私の仕事だからです。

問題解決のために戦争するという手段は、簡単でストレートですが一番短絡的です。

逆に話し合いで解決するのは、手間がかかるし頭も使わなきゃならないし一番難しい。

でも、まったくできないことではないし、やって欲しいと思います。

必ず「道」はあるはずだ。

突き詰めていけば同じ人間同士なんだから、理解しあうことができるはずだ、と信じたい。

戦争は「絆を断つ」こと、話し合いは「絆を結ぶ」ことです。

戦争状態になったら敵となる相手

その相手と「絆」を結ばなければならない…それはものすごい難しいことですが

それをやるのが政治家の仕事でしょう。

少なくとも、私の漫画の中の主人公…ヒゲの隊長はその努力をする人、それをやろうとする男

手を尽くす人として描きました。

「絆の道」は荊(いばら)の道…でも、ヒゲの隊長にはあえてその道を踏み締めて行く政治家であってほしい。

それが私の、このタイトルに込めた想いでした。


(つづく) 
2013/09/15 17:01|独り言

『ヒゲの隊長・絆の道』のまとめ(1)。 

9月13日

9月になりました。

参議院選挙が終わって1ヶ月以上たちますが

『ヒゲの隊長 絆の道~果たしたい約束がある』

発売から4ヶ月ちょっと経ちましたが、皆様引き続きよろしくお願いいたします。

まだお読みになられていない方は是非。

(自民党の支持者でなくても)何かの機会に一度お読みいただければ、と思います。
アマゾン

電子書籍化もされていますので、もし書店で本が見つけられなかった場合はこちらをチェックしてみて下さい。
セブンネット

5月20日には本書の出版記念パーティーも開かれました。

私はほかの仕事とブッキングしてしまって出席できなかったのですが

議員さんのブログにその時の様子が出ていました。

大変盛況なパーティーだったようです。

佐藤正久オフィシャルブログ「守るべき人がいる」
5月20日「絆の道 出版記念会」


実は

今回のブログの文章は、もう随分以前に草稿を仕上げていたものなのですが、選挙前だったのでネットにアップするのを控えていました。

理由は、読んでいただければわかると思います。


************************


『ヒゲの隊長 絆の道…』は、以前にも書きましたが議員さんが過去に書かれた著作をもとに私が(漫画の部分を)構成しました。

この漫画のために書き下ろされた原作があったわけではありません。

さらに

議員さんの書かれた著書は自衛隊イラク派遣時代のものから昨年書かれたものまで…

時代も、書かれている内容も多岐に渡っていたため、そのままでは一冊の漫画本の原作としては使うことができませんでした。

長すぎて。

そこで私は、議員さんの人柄と「目指しているもの」が読者に端的にわかるように、と

議員さんの中で時代が変わっても「ぶれていない部分」を著書の中から抜き出し、それを構成の軸にして短くまとめる工夫をしました。

議員さんの「ぶれていない部分」とは「政治家は現場がわかっていない」だから「現場を知ってもらいたい」という姿勢

それから議員さん本人が著書の中で何度も使い、議員会館のお部屋の中にもたくさん飾られていたのですが「絆」という言葉です。

震災以来あまりにもたくさん使われすぎてしまっている言葉だったので新鮮味がなく、使うと少し安易な印象を読者に抱かせてしまうかもしれないという懸念はありましたが

議員さんが著書の中で

「絆というのは決して軽い言葉ではない、一度結んだ絆は切っても切り離せない…将来に渡って自分を縛り続ける鎖でもある…」

ということを書かれていたので

「この人は絆という言葉の重さをわかっていて使っているんだな」と思い

その言葉を信じて、あえてタイトルにも「絆」という言葉を用いました。

著書には、10年前に知り合ったイラク人たちと今なお連絡を取り合うことがある、というエピソードも紹介されていました。

これもいい話だなと思ったので漫画のラスト近くに、そのイメージが反映されたシーンがあります。

私がこのイメージを思いついた時、同時に思いついたのが『ヒゲの隊長 絆の道』というタイトルでした。

仮題として提案したところ、議員さんも大変気に入られてそのまま採用となりました。

この『絆の道』というタイトルには私自身の、本作に込めた思いも入っています。

いや

思いというより、私が政治家という仕事に対して個人的に勝手に思い描いている理想のイメージ

「政治家とはこうであって欲しい」という私の願望が、このタイトルに込められています。

本書の準備中、編集サイドも(売れ行きのことを考えてでしょう)議員さんサイドも、いま一番タイムリーな領土問題のことを本のメインに持ってきたがっていました。

しかし私は

「今回の漫画は議員さんの人柄と歩みを大まかに紹介することを主旨としたい、領土問題はたかだか160ページ足らずの漫画単行本の中で、ついでに取り扱うようなテーマではありません、それをやりたいのなら、今回の漫画とは分けて、丸々一冊使って議員さんの国防論をキチンと書かれたほうがよろしいんじゃないですか?」

と言って説得しました。

とはいえ、時節柄やはりまったく避けて通る…というわけにも行かなかったので最後の章で少しだけ領土問題と国防について触れています。

領土問題は本当にデリケートなので、慎重に描かなければなりませんでした。

できる限り「事実だけを」ありのまま提示するように心がけたつもりです。

感情を剥き出しにして読者を煽りたて、相手の国や、そのやり方を一方的に批判したり攻撃したりする描き方は私の一存で意図的に避けました。

お互いの国が身構えて、攻撃的な態度でのぞんでいては領土問題は永久に解決しない、と私は思っています。

お互いが「対等な立場で話し合いの席につく」ことが必要だと思っています。

お互いが「悪いのはお前の方だ」と言っているうちは解決は難しいでしょう。
必要なのは(どちらか一方が、ではなく)お互いがお互いの主張に耳を傾ける努力です。

そういう関係を築くことができて、初めて解決の糸口が見えてくるのではないでしょうか。

それはとても難しいことではあるのですが、できないこと、まったく不可能なことではありません。

私が本書の半分以上のページを使って、いまさら10年前の自衛隊イラク派遣のことをわざわざ描いた理由がここにあります。


(つづく) 
2013/09/13 03:09|独り言

自画像 

加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

コミック版『はやぶさ 遙かなる帰還』 

 

ホーム社(発売元/集英社)より絶賛発売中

夏目漱石の「三四郎」 

 

ホーム社(発売元/集英社)より絶賛発売中

まんが音楽家ストーリー3 

ベートーベン
 

まんが音楽家ストーリー8 

バイエル
 

Powered by FC2ブログ. Copyright(C) 2007 大日本番長連合電脳通信 All Rights Reserved.
template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.