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「ウォッチメン」観ました? 

5月16日

書き忘れてましたけど、映画版の「ウォッチメン」観ました。

原作コミックの日本語翻訳版もようやく再販されて、やっとちゃんと読むことができました。
こんな傑作を今までしらなかったなんて…ホント、お恥ずかしい。

以前発売された翻訳版も買ってはいたんです…が、何だかそのときは忙しくて「先に読んでいいよ」と同居している実兄に貸してしまい…そのまま実兄宅の書海の中に埋もれて…おそらく私の存命中にはもう出てこないでしょうな。

いや、しかし、原作コミックを読んでみて、コレがなぜ映像化不可能と言われていたのか?ようやくそのワケがわかりましたよ。
というか、原作コミックの方を読むと、映画とマンガとでは、同じドラマを描くとしてもまったく別の手法なんだということがすごい明確にわかります。

まず、物語の中の伏線の張り方が尋常じゃなく凝っている。
そういう伏線をチェックしながら、行きつ戻りつ自由に読み進めていくことができるという“本で読む物語”の特質を原作コミックはよく考えて作られている。
劇場で観る映画は途中で巻き戻してくれってワケにはいきませんからな。
そういう意味では、映画とマンガ原作を比較研究するテキストとして「ウォッチメン」は最適の作品といえましょう。

映画版「ウォッチメン」は、非常に…というよりこれ以上ないという位原作(の精神)に忠実に作られていて、その点では本当に素晴らしい。
それはもう奇跡と言っていいくらいに。

ただ、欲をいえば“時間が短すぎる”。
2時間40分もあるのに?

なぜそういうかというと、「ウォッチメン」は、観るヒトにある程度の知識と理解力がないと読み解けない部分のある作品だから。

映画版は場面の意味を“咀嚼(そしゃく)”している時間があまりないまま、次の場面にどんどん移っていってしまうので、全体にちょっと急ぎすぎている印象がありました。
(こう言ってしまうとナニですが)少々頭の回転の遅い、何も知らない観客にとってはもうそれだけで結構つらいかも…。
実際、私の隣の席で観ていた(多分単純なアメリカンヒーロー物だと思って観にきていたのであろう)高校生らしき男の子二人は、映画の途中で飽きて足をバタつかせていたし…。
アメリカの近代史なんて学校で習ってないだろうからなぁ…。

しかし、その点は監督のザック=スナイダーさんもよくわかっていて、インタビューなどで謝ってましたね。
「劇場作品としての尺におさめるにはコレが限界だった」って。

実際、撮影したのにカットしたシーン(原作読んだヒトならわかるでしょう)もいっぱいあるそうで。
その辺はDVD版に収録されるのでしょうな。
いや、してほしい!

昔のビデオテープなどと違って、DVDはタイムラグ無しに瞬時に場面から場面へスキップすることができますから、そういう意味でDVDは“観る書籍”といえるのかもしれません。

一回観ればもう十分な映画が多い中、映画版「ウォッチメン」は久しぶりに何度観ても発見のある重層的ビジュアルの作品なので、劇場よりもホームシアター向きかも…。

ちょうど「ブレードランナー」がこんな感じでしたからね。

玄人には受けたんだけど、劇場では興行的にコケちゃって(いや「ウォッチメン」がコケちゃったのは日本だけで、本国では大ヒットしましたが)そんなところも、なんだかそっくり…?

だから「ウォッチメン」が真に評価されるのもソフトが発売されてからでしょう。

完全版DVD…楽しみです。  
2009/05/17 13:08|独り言TB:0CM:0
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加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

コミック版『はやぶさ 遙かなる帰還』 

 

ホーム社(発売元/集英社)より絶賛発売中

夏目漱石の「三四郎」 

 

ホーム社(発売元/集英社)より絶賛発売中

まんが音楽家ストーリー3 

ベートーベン
 

まんが音楽家ストーリー8 

バイエル
 

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