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近所の特撮ロケ地~箱根山(2) 

6月13日

70年代、東映特撮ヒーロー番組のロケ地として頻繁に使用された新宿戸山の箱根山は、80年代に至ってもたびたびテレビ画面に登場していた。

20090614002749

箱根山陸軍駐屯地時代の遺構…野外音楽堂の名残のこの階段も、例えば「宇宙刑事シャイダー」第33話“散歩する腹話術師”では、斎藤晴彦氏が演じる腹話術師がアニーとシャイダーを幻惑するシーンで登場した。

私も散歩中に、箱根山山頂で「巨獣特捜ジャスピオン」のロケ撮影をしているところにたまたま出くわしたことがある。
(ジャスピオンはあまり熱心にチェックしていなかったのでそれがどの回なのかはわかりません、撮っているシーンも何か山の向こうから怪獣〔合成〕が現れて手前で子供がワーっとか言ってる…あんまり面白そうなシーンじゃなかったんで…あーっゴメンナサイ。)

しかし、(特撮番組自体の製作本数が減ったせいももちろんあるだろうが)その頃から箱根山がロケ地として使われることは徐々に少なくなっていった。

私が特撮ヒーロー番組で最後に箱根山周辺が登場したのを見たのは、「とんねるずのみなさんのおかげです」仮面ノリダーの“対カルガモ男編”の戦闘シーンが最後。

…あっ、いやそんなことないや。
考えてみたら「電エース」とか「仮面マン」とか「カエル課長」とか…その後もいっぱい箱根山でロケしてましたね。
自分が関わってた作品だったんで忘れてましたわ。
これまたスミマセン。

「ノリダー」が箱根山でロケした理由は、パロディ作品として本家「ライダー」で使われたロケ地へリスペクト…したわけではなく、単にお台場に移転する前のフジテレビが戸山公園と距離的に近かったから…というだけだろう。
ただ、箱根山はその位気軽に撮影のできるロケ地だったということはいえる。

それがめったに使われなくなったのは、ひとえに時代の求めるトレンドと、箱根山が醸し出す泥臭い雰囲気がズレてきてしまったからだろう。

20090614002752

例えば、デート中にアベックが怪人に襲われるというシーンがあったとして…80年代以降のアベックが箱根山のような木々が鬱蒼と生い茂っているような公園でデートしたりするだろうか?

デートするとしたら渋谷あたりのオシャレなカフェバー(死語)かディスコ(死語)、湾岸沿いのトレンディな(死語)夜景を楽めるレストランあたりに行くのが普通なのでは?
アベックが近所の公園でデートしてるという絵は60~70年代…フォーク世代の“あなたと行った横町の風呂屋”みたいな「神田川」的発想の世界の中にあってこそ自然なのであって、80年代に背景が箱根山では絵的に不自然な時代になってしまっていた。

あとは戸山公園の管理がその頃から厳しくなってきた…ということもあるだろう。

実は「ノリダー」の頃から箱根山周辺…新宿区による戸山公園の整備が本格的に始まった。

今でこそスポーツ少年たちのためのグラウンドがあったり、アスレチック遊具が設置されていたり、キレイに公園化されている戸山公園だが、70年代頃のその周辺はいまではちょっと考えられないくらいの荒みようだった。

放ったらかしの廃墟廃屋がゴロゴロあり、私も友達と一緒にその廃屋の窓に石を投げつけて叩き割ったり…それでそのガラスで尻を切って、血だらけで家に帰ったりしていた…。
悪いガキだった…よく死ななかったもんだな。
昔のガキは逞しかった。

公園整備が進むと、管理もしっかりしてくる。

80年代、過激派による迫撃砲発射事件なんかがあったりしたおかげで、新宿都庁方面も皇居方面もロケット弾の射程圏内に収める新宿区内の警戒態勢は厳重なものになった。

火薬を使用したりする撮影などもってのほか。
テロリストが撮影隊に偽装しているかもしれないからだ。
だから、迂闊に無許可のロケ撮影などしようものならすぐさま管理人がどこからともなくすっ飛んできて警察に通報されてしまう。

つまり…ちょっとゲリラ撮影していても別に誰も咎めない牧歌的な時代が、その頃終わったのだ。

まぁ、当たり前といえば当たり前なのだが、いまは都内どこでも撮影するには許可をとらなければならない。

管理者に申請して、雨が降ろうが雷が落ちようが申請したスケジュール通り、決められた時間内に決められた場所で撮影しないといけないのが現在の都内ロケ事情なのだ。
その撮影のスケジュール管理調整をするのが製作進行係のスタッフなわけなのだが…もう考えただけで胃が痛くなってくるような大変な仕事だ。

だから最近の特撮番組のロケ地は、許可の出やすい管理者のハッキリしている施設の敷地内とか、都心をちょっと離れた地方での撮影とかが多いでしょ?
“その辺”で撮った路上撮影シーンとかあんまり見ないもんね。

というわけで、古き良き特撮番組黄金期の息吹きをいまに伝える特撮遺産、箱根山山頂にまつわるよもやま話をお送りしました。

ああ、言っておきますけど箱根山…夏はあんまり行かないほうがいいっすよ。

とにかく藪蚊が多いから…。  
2009/06/14 00:27|見聞録TB:0CM:1
コメント
私も
はじめまして。「箱根山」で検索して来ました。
生まれたときからずっと箱根山近くに住んでいます。

私も箱根山の頂上でジャスピオンの撮影風景を見学したことがあります。
体育の授業中に外でマラソンをしていて、先生が「撮影をやってるみたいだから見に行こうよ」って連れて行ってくれたんです。

現場に行ったら、箱根山の頂上で小学生の男の子と女の子が4、5人で上のほうを見て腰を抜かして驚くというシーンの撮影をしていました。
3月ごろ東映チャンネルの再放送で、この場面を放送していたので、とても懐かしかったです。
(ちなみに第5話の「ほら!あれが父さん星だ」の回です)

特撮じゃないですが、去年は「タモリ倶楽部」が頂上に撮影に来てましたよ。
タム子 #-|2009/06/30(火) 02:11 [ 編集 ]
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加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

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