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金田さんの訃報。 

7月24日

「番長」の入稿も無事に終わり、ホッと一息ついていたところへ管理人からメールが届いたのだが…その内容に絶句した。

金田さんが亡くなったって?(直接お会いしたことはありませんが、その仕事から受けた影響があまりにも大きいので、個人的に親しみをこめて、あえて“さん”づけで呼ばさせていただきます…。)

信じられない…だってまだそんな年齢じゃないでしょう?

仕事場から実家に帰って新聞をチェックしてみたら…ああ、本当だったんだ…。

20090724110048

詳しい死因などは書かれていないが、管理人によると心臓の病?だったらしい…。
持病でもあったのかしら…。
57歳だって…。早い。本当に早すぎる…。

“アニメ”という言葉が一般に定着化し始めた1970年代後半…「ヤマト」に代表される、いわゆる第1次アニメブームの真っ只中で少年時代を過ごしたオタクちゃんの私。
そんな私にとって金田さんの訃報は、ある意味 忌野清志郎さんやマイケルよりもショックが大きかった。

いや…いま40歳代のマンガ、アニメ業界に生きている者…特にアニメが好きでこの業界に入ってきた者なら、多分この気持ちは同じ…わかってくれるんじゃないだろうか。

しかし、私の嫁さんはオタではないので、なぜ私がショックを受けているのかわかってくれない。

だから、棚からLDを引っ張り出してきて夜中だというのに「金田伊功アニメオープニング大会」をやった。
嫁さんもさぞかし迷惑だったことだろう。
自分の愛するものを無理やり他人にも押し付けようとする“押し付け愛”は、オタクの悪いクセであることは私も重々承知している。ごめんなさいね。
でも本当いうと、嫁さんに見せるのが目的ではなかった。私が見たかったの。
だって金田さんのアニメを今すぐどうしても見たいという気持ちを抑えることができなかったんだもん。

先にも書いた第1次アニメブームの頃から、アニメ誌などで監督や原画マンなど製作スタッフの名前がピックアップされ、インタビューなどが掲載されるようになりアニメを作っている現場の人々の顔がファンの前に徐々に明らかになり始めた。
金田伊功さんはそんな時代を代表する、スターアニメーターの一人だった。

金田さんと言えば、極端なパースや独特のガニマタスタイルの立ちポーズを描くことで有名なのだが、やはり金田アニメの真骨頂はその動きにこそある。
その魅力が、金田さんが作画を担当した数々のオープニングアニメに集約されている。

久しぶりに見たけれど…昔はまったく気にしないで見ていたが…いまスロー再生で見てみると、一枚一枚の動画は…なんというか“すごいデッサン”で…あらゆる意味で“狂っている”。

だがこれが一旦動き始めると、独特の躍動感と生命力に満ち溢れ、生き生きと動いているように見えるのだから不思議というほかはない。

「ボルテスV」も「ダイターン3」もキャラはまったく似ていない。
しかし、実に気持ちよく動く。
明らかに、似せることよりも動かすことに重点を置いているカットがいくつもある。
あまりにも極端にパースがつきすぎて、一瞬何が描いてあるのかわからないカットもある。
でもそれでいい…否、それがいい。
それが金田さんの作画の特徴なんだから。
金田さんのアニメはアニメの基本(セオリー)から言えば反則技だらけだ…だけどみんなこの動きに魅了され感化されたのだ。

それは例えるなら…まるで暴走族のよう。
規定の法定速度をキチンと守るより、思いきりかっ飛ばす…その方が気持ちいいし、かっこいいからさ。
だから、子供(ガキ)だった私たちはみんな真似してやってみたくなったんだ。

金田さん(のアニメ)はまるで、かっこいい“悪いアニキ”のような存在だった。

そして、あの頃のアニメ界には、そんな若者たちの暴走を「勢いがあるし…いいじゃないか。まぁ、大目に見てやるか」という懐の深さがあった。

色々考えながら年代順に見ていたのだが、「ブライガー」のあたりになるともう涙で目が潤んでまともにモニターを見ていることができなくなった。

そしたらまた管理人からメールがきて、今度は脚本家の高久 進(たかく すすむ)氏が亡くなられたという…。

トシをとると出会いよりもお別れの方がだんだん多くなってくる…というのは、仕方のないことだということはわかっている。

わかっていても、やっぱりつらいものはつらいし、悲しいものは悲しい。
それに耐えていくのが“生きる”っちゅうことなんだけどね。

気持ちが落ち着いたら今度は「ザンボット3」と「メタルダー」のLDを引っ張り出してきて見ようと思います。  
2009/07/24 11:00|独り言TB:0CM:0
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加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

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