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林家しん平師匠の落語会。 

9月11日

私が講師をつとめている八王子の専門学校では、一年に一回落語家さんに学校まで来ていただき落語を聞かしていただくという会が催されるのですが…

今日がちょうどその日でした。

出演していただいた落語家さんは柳家右太楼(やなぎや うたろう)師匠と林家しん平(はやしや しんぺい)師匠。

林家しん平師匠といえば…自主で『ガメラ4』を製作されたり、最近も『深海獣レイゴー』や『雷牙』という怪獣映画を監督されたり…と落語界一の怪獣(特撮)マニアとしてその名を知られている御方。

直接の面識はありませんでしたが、特撮雑誌などで私も師匠の御名前や作品は存じておりました。が…

「実は今回の落語会でしん平師匠が最新作『雷牙』の予告編を上映されるそうなのだ…しかし、怪獣といっても学生にはよくわからないかもしれないからな…ちょうどいい。加藤クンが怪獣好きなら、ひとつ学生たちに簡単に怪獣の魅力とやらをレクチャーしてやってくれたまえ」と上の者から命じられ…

しがない戦闘員のひとりの私としては、命じられたらもう「イーっ!」と従う他ないわけで…

いやぁ、きつかったです。

右太楼師匠としん平師匠…二人のプロの噺家さんの間に挟まれて、しん平師匠の前座…というか前説としてわずか3分間で怪獣の魅力について語らなくてはならない…。

そんなこと生まれて初めての経験なんで…しかも持ち時間3分なんて…うまくまとめられる訳ありませんがな!

以下、私が本日の前座のために、前の日徹夜して描いた“3分間でわかる怪獣の魅力”の構成台本の全文です。

☆☆☆☆☆

『日本の怪獣映画の魅力について…ところで“怪獣”って何?』

☆“怪獣”というと非常に古典的な言い方なので若い皆さん(学生)には今ひとつピンと来ないかもしれませんが、それを“モンスター”という風に言い換えれば、例えば『モンスターハンター』や『ポケットモンスター』などモンスターが主役のゲームは現在いっぱいありますし、そうしたゲームも一種の“怪獣モノ”として捉えれば、怪獣がいかに根強い人気があるキャラクターか?なんとなくわかっていただけると思います。

なぜそれほど怪獣に人気があるかというと、それは怪獣というキャラクターが非常に魅力的だからです。怪獣には魅力的なキャラクターを作る上での条件が揃っているからです。

☆具体的にいうと…

①姿形(デザイン)
②能力(性格)
③出自(過去)

これは怪獣に限らず人気のあるキャラクターすべてに言えることですが、人気キャラクターはこうした条件がとても個性的で、それがキャラクターの魅力になっています。

有名な怪獣を例にとってみますと…例えば“ゴジラ”は南海の核実験で眠りを呼び覚まされた古代の恐竜の生き残り(出自)、二足歩行で大変巨大(姿形)、口から放射能火炎を吐くという特技(能力)があります。

同じように、“モスラ”の出自は南海の孤島、姿形は巨大な蛾のようですが、生まれ故郷では現地の人々から守り神として崇められていたほど性格はとても知性的。

“ガメラ”は北極生まれの巨大な空飛ぶ亀で火を食べ、口から火炎を放射する…といった具合に、怪獣はどれもみなキャラクターとしてきわめて個性的です。

☆『ゴジラ』のような“怪獣を物語の主役にした映画”は、日本より海外の方が歴史的には古いのですが、例えば“キングコング”は南海の孤島生まれで大変な力持ち…大変魅力的なキャラクターではありますが、姿形はただの巨大なお猿サンにすぎません。
一方ゴジラやモスラは、恐竜や蛾をベースにしてはいますが実際の恐竜や蛾とはかなり違う…姿形に独特なアレンジが加えられています。

そうしてみると、海外よりも日本の怪獣の方が、よりキャラクター性を強調する方向で、明確にキャラクター性を重視するカタチで作られてきたとも言えるでしょう。

☆もうひとつ、魅力的なキャラクターを作る上でとても重要な要素があります。

それはリアリティ(実在感)です。

物語やキャラクターにリアリティがあると、見ている人は“このキャラクターは本当にいるんじゃないか?”という風に架空のキャラクターに感情移入し見近に感じることができて、キャラクターがより魅力的なものになります。

怪獣映画では“もしも本当に怪獣が現れたら?”というリアリティを表現するために…例えば精巧なミニチュアセットを使ったり、現実の風景に怪獣を合成したり…という手法をよく使います。
その結果…

ファンタジーゲームのようなまったく見知らぬ世界を舞台にするのではなく“怪獣の実在感を出すため現実の風景をそのまま使う”という方向に進んだがゆえに…日本の怪獣映画はただの空想ではなく、一種の仮想現実映画…シミュレーション映画としての側面を持つようになりました。

阪神淡路大震災の後、製作された平成版のガメラシリーズは、怪獣の出現を一種の天災…災害として捉え“もしも怪獣が出現したらどんな被害がでるのか?…それを、例えばテレビ局はどう報道するのか?”ということをひとつひとつ丁寧に描いていくことで、リアリティを出すことに成功しています。

“災害シミュレーションとしての怪獣映画”の参考例として、一度見ておくのも良いでしょう。

☆以上、怪獣映画の魅力について簡単に説明してきましたが…とはいえ、映画が娯楽の王様だった昔と比べて、娯楽の中心がゲームに移ってしまった現在では、昔ながらの怪獣映画は製作されなくなり、また製作しづらくなっていることも事実です。

しかしまだ、その可能性がまったくなくなってしまったわけではありません。

例えば、2年前に公開されたアメリカ映画『クローバーフィールド』は最新技術を使って、政府の秘密データベースから流出したドキュメンタリービデオ…という設定で新しい怪獣映画のひとつの可能性を示しました。

日本の怪獣映画にも、ゴジラがスクリーンに登場してから四半世紀以上の歴史と伝統がありますから、きっとまたまったく新しい表現の怪獣映画が生まれてくるに違いありません。

なにしろ、怪獣はキャラクターとして魅力的ですからね。

☆☆☆☆☆

実際にこんなスムーズにお話できた訳ではありません。

それにしても長い。

いろいろ削ぎ落としたつもりではあったのですが、まだまだ無駄が多く…さりとて構成をやり直す時間はまったく無く、稽古不足を幕は待ってくれませんし…やっぱり3分間でまとめるなんていまの私には全然無理でした!

しん平師匠からも「話が長すぎる」と怒られてしまいました。

面目ない…どうもスミマセン。

しん平師匠の新作落語、ショッカーとの戦いの日々を終えた北郷猛が年齢(よわい)50を過ぎて再就職口に苦しむというハナシ「仮面ライダーの憂鬱」は、大爆笑で聞かせていただきましたが…人に話を聞かせるのってホントむつかしい…と、心の底から思った1日でした。

いやぁ、緊張した。  
2009/09/12 17:11|独り言TB:0CM:0
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加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

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