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ファイヤーマン4。 

2月12日

『ファイヤーマン』見終わりました!

いや、仕事しながら片手間にではありましたが。
見応えありました。

特に特撮部分に関しては、さすがは円谷プロ!という感じで。

海岸線、ダム、都会と毎回変わる怪獣の出現場所…特撮ステージのセットの組み替えなんてすっごい面倒なのに、これを毎週やっていたのかと思うと、まずそのことが驚きです。

手間のかけ方がすごい。
ものすごくちゃんと作ってあるんだもん。
こんなセット、ホントに毎回作ってたのかな?

この時円谷プロは他にも『ウルトラマンタロウ』と『ジャンボーグA』も同時に作っていたわけで、なんだろう…こんなにちゃんとセット組んでるということは…ダムならダムというセットを組んだら、それを3作品で順番に使い回したりとかしていたのかしらん?
わからん。(ちなみにこのダム、怪獣が体当たりしても壊れないくらいしっかり作られています。)

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ああ、実相寺監督の事務所コダイの社長をしていらした大木淳吉(おおき じゅんきち)監督が生きていらっしゃれば、その辺りものすごく詳しく聞かせて貰えたろうに!くやしい!

シーンによって(爆発人形も含めて)一体の怪獣に数種類のプロップ(造り物)を用意しているところもテレビ作品としてはとっても豪華。

わずか1、2秒しか画面に写らないものを、これまたものすごくちゃんと作ってあるし。
爆発人形なんて、ハッキリ言って造形テキトーでも誰も文句なんか言わないのに。
『アイアンキング』の不知火一族のロボットの爆発人形なんて、前の画面と繋がっていないほどまるで別物のような造形だったし。
いや、それはまたそれで味があるんですけど。
その辺りがもしかしたら、本家円谷プロの意地?だったのかも…あー、わからん!大木さん、教えて!

ファイヤーマン役の西条満(さいじょう みつる)さんの演技もテンション高くて最高。
仮面のヒーローの中に感情が見える。
古谷敏(ふるや さとし)さんが開拓したものをしっかり継承している感じ。

合成や光学処理も実に綺麗。
デン・フィルムエフェクトの名人芸ですな。

とにかく特撮ヒーロー物を週三本製作という、独立プロダクションとしては考えられないほどの強烈にきついシフトの中で作られたとは思えないほど、全体的に仕事が丁寧なのが印象的…。

特撮シーンに限らず、ライブ(本編)の方でも、いまではちょっと考えられないようなシーンがいっぱい。

怪獣に村が襲撃されて、畑の畦道を村人達が逃げていく。
その後ろで爆発…というシーン。

逃げる村人のすぐ後ろで上がる、ナパー厶爆発の真っ赤な火柱…。

いくら田舎とはいえ、舞台はその辺のごく普通の畑。
そんなところでナパー厶爆発なんて、今じゃちょっと許可が降りないでしょうし、人権的にも問題になりそう。
時代がおおらかだったのかな?
村人は多分スタントマン…でしょうが命懸けですな。

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命懸けの爆発…といえば以前、『ミラーマン』の鏡京太郎(かがみ きょうたろう)役、石田信之(いしだ のぶゆき)さんに河崎監督の現場でお会いした時に聞いたお話で…
『スーパーロボット・レッドバロン』の第1話ラスト、石田さん演じる紅健一郎(くれない けんいちろう)博士が鉄面党に十字架に磔にされて処刑されるシーンで、十字架の周囲で壮大なナパー厶爆発が起こるのですが(ものすごいロングショットでわかりにくいのですが)よく見るとどうも磔にされているのが人形じゃない…。
でもまさか、いくらなんでもあれは石田さん本人じゃないですよね?と聞いたところ…

「いや、あれは僕だ。僕も人形でいいんじゃないか?と思ったんだけどね。本当に磔にされて、爆破された。あの時は本当に殺されると思ったよ。」

と石田さん、おっしゃっられていました。

恐ろしい時代です。

人の命をなんとも思ってないというか、どっか倫理観が麻痺していたのでしょうか?昔の人たちは。

なんか今回はものすごいマニアックな話ばっかりで、わからない方にはまるでわからなかったかもしれないので、ほんとごめんなさい。  
2010/02/12 13:36|独り言TB:0CM:0
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加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

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