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芸術は爆発だ。 

4月14日

先日、井の頭線渋谷駅にあるスターバックスでコーヒーを飲んだ帰り、山手線に乗ろうと連絡通路を歩いていたら、壁からなにやらものすごいエネルギーを感じて、ふと見上げてみたら…

天才、岡本太郎(おかもと たろう)先生の巨大壁画『明日の神話』が展示されていました。


ああ、そういえば…これ、ニュースで見た覚えが。

メキシコの倉庫で発見され、非常に保存状態が悪かったため日本に還されて修理、修復がなされ…たしか一時期、汐留の日テレビルで展示されていて…しかし、そのあまりの巨大さゆえになかなかその後の展示場所が決まらず…渋谷のどこかで展示されることが決まりましたとか…詳しく記憶はしていないのですが、大体そんなニュース。

一度じっくり見たいなぁと思いながら、その後すっかり忘れてしまっていたんですが…ああ、ここにあったんですね!



そんな訳で、しばし足を止めてじっくり鑑賞。
というか、あまりの迫力に自然と足が止まってしまったんですけれど。

すごい大きく…そして、とてつもなく怖い絵です。

ものすごく「力のある絵」。

「力のある絵」というのは見ているうちに、逆にこちらが絵の方に見られているような感じがしてきます。
私が感じたエネルギーの正体は、この絵から投げ掛けられた「視線」を肌に感じたからでしょう。

本物の芸術というものは、けしてわかりにくい難解なものではなく、誰にでもひと目見ただけでわかるものだといいますが…人種や国籍を越えて、言葉が全然通じなくても、多分見た人は岡本太郎先生が伝えたかったこと、メッセージをこの絵から感じ取ることができると思います。
これはそういう強い力を持った絵ですね。

見ればわかると思いますが、モチーフはずばり“原爆”です。

日本は原子爆弾による被爆国です。
でもこの世から原水爆がなくならない限り、日本に起きた悲劇は世界中のどこでも、明日起きるかもしれない。

つまり、この絵は人類の来るべき未来…この世の最後の姿を描いている訳なのですが。

ものすごいキッチュでエネルギッシュに描かれているために、とても悲劇的で暗い内容なのにも関わらず不思議と陰欝な感じがしません。

そういえばピカソ先生の『ゲルニカ』も、すごく悲劇的な絵なのですがそれ以上にエネルギッシュで、どこかユーモラスな感じがありますよね。

こういう人間の狂気であるとか、戦争の悲劇というテーマをストレートに描くと、普通ならもっと陰惨なイメージになってしまってもおかしくはないのですが…そこはさすが、岡本太郎先生!としか言いようがありません。
反戦反核のメッセージを訴える手段として、とてつもなく良いお手本といえるでしょう。

できるだけたくさんの人たちに見てほしい、と思いました。

だからこの絵が、生命力にあふれ活気に満ちた馬鹿…いや、若者たちの集まる渋谷でも、最も人の往来の激しい場所のひとつに展示されているというのは、とてもいいですね。

お正月で浮かれている人たちに髑髏をつきつけて「正月は冥土へ至る一里塚、めでたくもありめでたくもなし」と訴えた一球…じゃない、一休和尚みたいで。

それにしても、通勤で渋谷駅を利用している人の中には、毎日この絵の前を通り過ぎている人もおそらくたくさんいるはずで。

岡本太郎先生版ゲルニカの前を通って通勤している人って、どんな気持ちなのかしら?  
2010/04/15 03:59|独り言TB:0CM:0
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加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

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