総番長日記

大日本番長連合電脳通信

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ご心配おかけ致しました。 

3月14日

皆様、ご心配おかけ致しまして申し訳ございませんでした。

地震から3日。

ようやく身の回りの整理が進んできて簡単な報告を書くことができます。

私は、とりあえず大きな怪我をすることもなく無事です。

私の家族、肉親からも今のところ悲しいお知らせは届いていませんので、ひとまず胸を撫で下ろしているところです。

しかし

被災された東北地方の皆さんの惨状を思うと

その被害のあまりの大きさに、胸が締め付けられます。

言葉が見つかりません。
頑張ってくださいとしか…。
申し訳ありません。

私がこんなに大きな地震だということを知ったのは、実は地震があった次の日でした。

まず、その辺から少しずつ書きます。

地震のあった金曜日は、学校で職員会議があって非常勤講師の私も八王子の学校へ出勤していました。

会議が終わって、午後3時頃

卒業生なのに、まだ課題の提出ノルマを果たしていない学生が多数登校してやっていると聞いたので「どれどれ?」と様子を伺いに教室を覗きに行きました。

まさにその時、

教室が揺れ始めました。

学校で地震に会うのは初めてではなかったので「まぁすぐ止むだろう」と思っていました。

ところが、揺れはだんだん激しく大きくなってくる…

さすがに「これはやばいかな?」という揺れ方になってきた時、私がまず真っ先にとった行動は

各教室を廻って「机の下に隠れて!頭を出さないようにね」と、生徒を避難させることでした。

自分で思いました。

「なんだ、これじゃまるで学校の先生みたいじゃないか」と。

いや、学校の先生なんですが

そういう行動を自分がとれたということが、自分自身ちょっと意外だったものですから

「へぇ、いざとなったら俺こんなこともできるんだ」と、

ちょっと自分で感心してしまいました。

ただ…そこからが大変でした。

ふっと気がつくと

生徒は全員机の下に隠れて教室はまるで無人のよう…

あれ?それを見ている「俺はなにしてんの?いや…どうしたらいいの?」

自分自身の安全確保についてはまったく考えていなかったんですね。

それで「いかん!」と思ってあわてて廊下に飛び出しました。

なんで廊下に出ようと思ったのかは…わかりません、覚えていません。

廊下では割れはしませんでしたが窓がバシンバシン轟音を響かせながら波打っていました。

「いかん、いまこの窓が割れたら、ガラスが刺さって俺はガラスのハリネズミみたいになってしまうのではないか!?…

ん、そういえば漫画でそういうシーンを見たことが…

あれは…バイオレンス・ジャックだったっけ、いや、はだしのゲン…は地震じゃないか」


とか考えているうちに、揺れはますます激しくなってきました。

教室が6階にあったせいか、揺れは多分地上より激しかったと思います。

ほとんど立っていられないほどの揺れの中、なんとか転倒するまいと、私は廊下でたった一人…必死でマヌケな死の踊りを舞っていました。

「座り込んだらきっと立ち上がれなくなる、そしたら逃げられなくなる、なんとか倒れないようにするんだ…

ああ、壁に捕まりたい…いや、壁が崩れてきたらどうする?

ここ(その時私のいた校舎)は校内でも一番古い一番老朽化している校舎なんだ…このまま揺れが続いたら倒壊するかも…

ああ、そういえばこんな場面を去年漫画で描いたっけ(『コミック帝国ホテル』の関東大震災のシーン)…とか言ってる場合じゃない!

いまにも天井から蛍光灯が落ちてきそうだ…

こ、怖い!そうか、俺も教壇の下に隠れればよかった。

どうして廊下に飛び出してきてしまったんだろう…失敗した、また失敗した…俺の人生はまさに失敗の連続だ。

はははは…ああ、今頃実家も仕事場もひどいことになっているだろうなぁ…

この揺れでは、本もフィギュアもDVDもみんな棚から飛び出してグチャグチャになってるだろう。

かたづけ…大変だろうなぁ…

いや、それより嫁は大丈夫だろうか?

アイツは夜型だから…いまのじかんはもしかしたらまだ寝てる可能性がある…

アイツの寝床の横の棚の上には…『ガンダム』と『ダイヤモンド・アイ』の全話LDボックスが…

アレが頭の上から落ちてきたら、ひとたまりもあるまい…

スマン、俺の嫁になったばっかりに…そんな惨たらしい最後を迎えなければならないとはな…

許してくれ、俺を許してくれ…」


人間、本当にいざとなると一瞬のうちにいろんなことを考えるもので…作り一切無しで…冗談ではなく、一瞬本当に自分の最後を覚悟しました。

しかし

校舎はヒビが入ることも窓が割れることもなく、なんとか地震の揺れに持ちこたえてくれました(私がいた校舎以外では一部破損があったようですが)。

後でわかったことですが、嫁さんも揺れ始めた時に危険を感じ寝床から飛び出してくれたおかげで、危うく難を逃れました。

揺れがおさまって、緊急避難放送が入り私と生徒たちは学校の指示で校舎の外へ出ました。

校内にはテレビがないので、ケータイのワンセグ機能で地震の状況や規模をチェックしている生徒がたくさんいましたが、皆が一斉にアクセスしたために電波状態が悪くなり、なかなかうまく繋がらなかったようです。

学校はとりあえず生徒を安全に帰宅させる方法をあれこれ調べて検討しましたが、電車が全面ストップしてしまうと、ほとんど陸の孤島になってしまうのがウチの学校の難点です。

で、結局

私はそのまま学校内で一夜をあかし、翌日のお昼に家にたどりついたのでした。

(続く)

 
2011/03/14 04:25|東日本大震災TB:0CM:0
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加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

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