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その時歴史が動いた 

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その時歴史が動いた 

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別府・地獄めぐり(2)。 

4月29日

別府湾に面した鉄輪(かんなわ)~亀川地区は、「豊後風土記(ぶんごのくにふどき)」にも登場する、千年以上昔から噴気や熱湯、熱泥が地中から噴出している地帯。

近寄れないほど高温の熱気を噴き出すことから、その温泉の噴出口を地元の人々は「地獄」と呼ぶようになったとか…以上、ガイドブックからの受け売りですが…。

ほんほん、なるほど。

そういえば昨夜、町を歩いていたらマンホールや道路脇の排水口から白い蒸気がモクモク立ちのぼっていましたけれど、例えばあれも地獄の一種なんですかね?



違う?あぁ、あれはただの排水(私が宿泊していたホテルの露天風呂も源泉かけ流し方式でしたから…そういう温水も含めて)ですか…

それが夜になって気温が下がってくると、温度差で湯気になって排水口からあんな風に…はぁ、なるほどなるほど。

いやぁ、そんな事情知らなかったもんで…

あんなに濛々(もうもう)と白煙が出てるんじゃ、何か地下でヤバいことが起こっちゃってんじゃないかなとか心配になっちゃったんですけどね…

そうですか、この街(別府温泉街)ではごく日常的な風景なんですね。

いやぁ、私なんかは肝っ玉が小さいもんで「地獄」なんて言葉の響きを聞いただけでもびびっちゃいますけど、別府の人たちにとって「地獄」はごく身近な存在なんですねぇ…

…という具合いに

タクシーの運転手さんと話をしているうちに、車は運転手さんオススメの「天然もの」…というか天然記念物に指定されている地獄、「坊主地獄」に到着しました。

地獄めぐりのコースの中には、いかにも地獄らしく鬼が罪人を釜茹でにしている人形ジオラマやら、温水を利用して熱帯地方のワニなんかを飼育している「観光用に作られた人工の地獄」もあるらしく、個人的な趣味からいえばそっちの方も大いに気になるのですが…

途中の道に秘宝館なんかもあったりしたので「あ、ちょっと見たいな」と思ったり…

しかし

私が動き始めたのが午後3時近くとかなり遅かったせいで…

観光施設は大体5時で閉まってしまうから、とても全ては廻りきれないでしょう…と

それだったら是非天然ものだけでもご覧なさい、天然ものは迫力が違うから!と運転手さんが力説するので

じゃあお任せしますから、良さげなコースを選んで連れて行って下さいとお願いして、ガイドもしてもらったんですが…





ポコンポコンと絶え間なく地底から湧き出す熱泥の泡…

その丸い泡がお坊さんのハゲ…
いや、剃髪なすった頭に似ているところから名付けられた、通称「坊主地獄」。

雰囲気としては『千と千尋の神隠し』に出て来たクサレ神様にクリソツ。

ドロドロに溶けた大量のチョコアイスみたい…

でも温度は100度くらいあるから触ったら火傷しますが…。

現在は庭園のように整備され、見学コースになっているこの場所には、もともと延内寺という立派なお寺が建っていたそうで

しかし、およそ480年前…

大地震とともに大爆発が起き、地底から噴出してきた熱泥によって、延内寺は住職もろとも木っ端みじんに吹き飛ばされてしまったといいます。

園内には、その時出来たと伝えられる巨大なクレーターが生々しく残っていました。

ふーん…

ん?ちょっと待って下さいよ…

ということは…

現在、園内でポコポコと活発に湧き出している熱泥はその爆発の時の名残り…?

ということはつまり、爆発を起こした火山活動はまだ全然おさまっていないということ…?

あ、そうか!火山活動がおさまっちゃってたら別府の温泉も枯れちゃうわけだよね…

というか、別府の街そのものが阿蘇火山帯の上に乗っかっているわけだから…

いつまた、爆発するかもしれないのでは?…

それって、かなりヤバいんじゃないですか!?

「そうですな、いまかもしれませんし、ずっと先かもしれません…爆発するかもしれないし、しないかもしれない…それは誰にもわかりませんな…」と運転手さん。

「…………。」

…と、その話を聞いて、私は一瞬言葉を失ってしまいましたが…

それと同時に、なんだかものすごく重要なことが、私には少しだけ見えてきたような気がしました。  
2011/04/29 19:01|見聞録TB:0CM:0
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加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

コミック版『はやぶさ 遙かなる帰還』 

 

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夏目漱石の「三四郎」 

 

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まんが音楽家ストーリー3 

ベートーベン
 

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バイエル
 

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