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大伴昌司の大図解展。 

7月12日

『奇っ怪紳士!怪獣博士!大伴昌司の大図解展』という展覧会が根津の弥生美術館(やよいびじゅつかん)で始まりました。



一月に『植木金矢(うえき・きんや)展』をやったのと同じ美術館です。

大伴昌司(おおとも・しょうじ)氏は私たち40~50代世代(のオタク)にとっては超有名人・・・

ウルトラ怪獣の「内部図解」や「足型サイン」を「発明」された偉大な方です。

どのくらい偉大かというと

氏が編纂した『怪獣ウルトラ図鑑』(秋田書店刊)は刊行された当時、皇太子様が初めて御自身のお小遣いでお買い上げになられた本としてマスコミに紹介され大ベストセラーとなりました。



『怪獣ウルトラ図鑑』は復刊ドットコムで復刊され現在も入手可能な名著ですから、知らない人は是非お買いなさい。

復刊ドットコム

怪獣だけでなく、大伴氏は少年マガジンの巻頭特集などを企画、構成し、後のビジュアル文化に多大な影響を与えた名編集者として広く知られています。

しかし「大伴氏の本職は?」というと、これがなかなか難しい質問。

なぜなら大伴氏(とその仕事)は一言では括ることができない・・・

とにかくなんでもやった人だったからです。

例えば

最初の『ウルトラマン』が放送されていた当時に大伴氏が描かれた、ウルトラマンの内部図解のレイアウトが、今回の展覧会でも展示されているのですが



そのレイアウトの隅っこに「これ以上はこまります」と(誰に向けて書かれたのかはわかりませんが)氏のメモが書かれています。

このレイアウト、以前にも見たことがあったのですが、私は今回初めて気がつきました。



これは何か?と考えると(事実かどうかはわかりませんが)

「悪いけどオオトモちゃん、ウルトラマンの中身どうなってんだか、明日までになんか考えといてよ!ヨロシク!」ってな感じで?

ウルトラマンの公式設定を考える作業が大伴氏に丸投げされていた?ということでしょうか・・・ ?

としたら、大伴氏の仕事は・・・

設定を考えて文章に起こす(ライター)、情報を整理してレイアウトにまとめる(デザイナー)紙面の構成を考えてイラストをイラストレーターに発注する(編集)・・・ そういう作業を全部ひとりでこなされていた・・・ ということになるわけです。

それは、よっぽどのアイデアと実行力を兼ね備えた人でなければできないことなんですが

大伴昌司氏という人はそれができる人だったんですね。

というか生きている間中、ホントにそんなことばっかりやってた人だったんだなぁということ・・・ 氏の超人ぶりが展示を見るとひと目でわかります。

今回の展覧会では、ウルトラ(円谷)関係以外の大伴氏の仕事(生原稿)も数多く見ることができます。

例えば『キャプテンウルトラ』や『仮面の忍者赤影』、海外SFドラマ『インベーダー』の図解(展示はレイアウト含む)なんて

生原稿が展示される機会なんてなかなかありませんし(そのせいか図版の褪色などが少なくてまるで昨日描かれたもののようにすごい綺麗)

それらの作品(版権物)がいま「一堂に展示されている」というところが実はかなり貴重。

というのは、大伴氏が活躍されていた時代は版権についての縛りが現在よりもずっと緩やかで

例えば大伴さんが編纂された怪獣図鑑には円谷プロのも東宝のもピープロのも大映のも、のみならず海外のモンスター映画に登場したものまで、製作会社の垣根を飛び越えてありとあらゆる怪獣が掲載されている・・・ というものが何冊もあったのですが

同じことをいまやろうとしたら掲載の権利を取るのが大変で

一本一本の作品の別々の版権を各々取らないといけないわけです。

だから、これだけ色々な版権物が入り乱れる展示をクリアされた弥生美術館さんの苦労はかなり大変だったと思います。

わかりますよ。
ホントにお疲れ様でした。


皇太子殿下が見に来てくださらないかしら?

「お父様は私と同じ年の頃どんなご本を読んでいらっしゃったの?」とaikoさまからせがまれて

殿下が「ああ、懐かしいですね」と言って久しぶりに『怪獣ウルトラ図鑑』を手にされたりして・・・

そしたら、なぜか無性に『セブ〇』が見たくなり

aikoさまと一緒に全話見ようとなさったら

なぜか一話だけが奇妙に抜けていることに気がつかれて・・・

実は『怪獣ウルトラ図鑑』の現在発売されているバージョンは一部内容に変更が加えられた「改訂版」だというのは、マニアには有名なおハナシ。

どこが違うのかというと、現行バージョンには我が恩師・実相寺(じっそうじ)監督作品の『ウルトラセブ〇』の欠番星人が載っていないんですな。

・・・ なぜ載っていないかというと、そのエピソードが欠番にされてしまった理由に実は大伴氏が深く関わっているんですが(別に大伴氏が悪いんじゃないんだけど)・・・ まあ、その話はし始めると長くなるから置いておいて・・・

ということは、殿下がお持ちになられている版は「復刻改訂版」ではなく「当時版」だから

当然、欠番星人も載っているバージョンなわけで・・・

・・・ 図鑑と全話DVDボックスを見比べて、欠番星人の存在に気付かれた殿下が(もしくはaikoさまが)

侍従にひとこと「もう封印を解いてあげてもよろしいのではないですか?」とか申し伝えていただけたなら・・・

も、もしかして永久欠番が解除に・・・ !?

なんてことは可能性10,000%無いでしょう、と言い切れますが

みどころ満載の『大伴昌司展』・・・ この夏休みは弥生美術館へどうぞ。  
2012/07/12 21:29|見聞録CM:0
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自画像 

加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

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