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『ヒゲの隊長・絆の道』のまとめ(1)。 

9月13日

9月になりました。

参議院選挙が終わって1ヶ月以上たちますが

『ヒゲの隊長 絆の道~果たしたい約束がある』

発売から4ヶ月ちょっと経ちましたが、皆様引き続きよろしくお願いいたします。

まだお読みになられていない方は是非。

(自民党の支持者でなくても)何かの機会に一度お読みいただければ、と思います。
アマゾン

電子書籍化もされていますので、もし書店で本が見つけられなかった場合はこちらをチェックしてみて下さい。
セブンネット

5月20日には本書の出版記念パーティーも開かれました。

私はほかの仕事とブッキングしてしまって出席できなかったのですが

議員さんのブログにその時の様子が出ていました。

大変盛況なパーティーだったようです。

佐藤正久オフィシャルブログ「守るべき人がいる」
5月20日「絆の道 出版記念会」


実は

今回のブログの文章は、もう随分以前に草稿を仕上げていたものなのですが、選挙前だったのでネットにアップするのを控えていました。

理由は、読んでいただければわかると思います。


************************


『ヒゲの隊長 絆の道…』は、以前にも書きましたが議員さんが過去に書かれた著作をもとに私が(漫画の部分を)構成しました。

この漫画のために書き下ろされた原作があったわけではありません。

さらに

議員さんの書かれた著書は自衛隊イラク派遣時代のものから昨年書かれたものまで…

時代も、書かれている内容も多岐に渡っていたため、そのままでは一冊の漫画本の原作としては使うことができませんでした。

長すぎて。

そこで私は、議員さんの人柄と「目指しているもの」が読者に端的にわかるように、と

議員さんの中で時代が変わっても「ぶれていない部分」を著書の中から抜き出し、それを構成の軸にして短くまとめる工夫をしました。

議員さんの「ぶれていない部分」とは「政治家は現場がわかっていない」だから「現場を知ってもらいたい」という姿勢

それから議員さん本人が著書の中で何度も使い、議員会館のお部屋の中にもたくさん飾られていたのですが「絆」という言葉です。

震災以来あまりにもたくさん使われすぎてしまっている言葉だったので新鮮味がなく、使うと少し安易な印象を読者に抱かせてしまうかもしれないという懸念はありましたが

議員さんが著書の中で

「絆というのは決して軽い言葉ではない、一度結んだ絆は切っても切り離せない…将来に渡って自分を縛り続ける鎖でもある…」

ということを書かれていたので

「この人は絆という言葉の重さをわかっていて使っているんだな」と思い

その言葉を信じて、あえてタイトルにも「絆」という言葉を用いました。

著書には、10年前に知り合ったイラク人たちと今なお連絡を取り合うことがある、というエピソードも紹介されていました。

これもいい話だなと思ったので漫画のラスト近くに、そのイメージが反映されたシーンがあります。

私がこのイメージを思いついた時、同時に思いついたのが『ヒゲの隊長 絆の道』というタイトルでした。

仮題として提案したところ、議員さんも大変気に入られてそのまま採用となりました。

この『絆の道』というタイトルには私自身の、本作に込めた思いも入っています。

いや

思いというより、私が政治家という仕事に対して個人的に勝手に思い描いている理想のイメージ

「政治家とはこうであって欲しい」という私の願望が、このタイトルに込められています。

本書の準備中、編集サイドも(売れ行きのことを考えてでしょう)議員さんサイドも、いま一番タイムリーな領土問題のことを本のメインに持ってきたがっていました。

しかし私は

「今回の漫画は議員さんの人柄と歩みを大まかに紹介することを主旨としたい、領土問題はたかだか160ページ足らずの漫画単行本の中で、ついでに取り扱うようなテーマではありません、それをやりたいのなら、今回の漫画とは分けて、丸々一冊使って議員さんの国防論をキチンと書かれたほうがよろしいんじゃないですか?」

と言って説得しました。

とはいえ、時節柄やはりまったく避けて通る…というわけにも行かなかったので最後の章で少しだけ領土問題と国防について触れています。

領土問題は本当にデリケートなので、慎重に描かなければなりませんでした。

できる限り「事実だけを」ありのまま提示するように心がけたつもりです。

感情を剥き出しにして読者を煽りたて、相手の国や、そのやり方を一方的に批判したり攻撃したりする描き方は私の一存で意図的に避けました。

お互いの国が身構えて、攻撃的な態度でのぞんでいては領土問題は永久に解決しない、と私は思っています。

お互いが「対等な立場で話し合いの席につく」ことが必要だと思っています。

お互いが「悪いのはお前の方だ」と言っているうちは解決は難しいでしょう。
必要なのは(どちらか一方が、ではなく)お互いがお互いの主張に耳を傾ける努力です。

そういう関係を築くことができて、初めて解決の糸口が見えてくるのではないでしょうか。

それはとても難しいことではあるのですが、できないこと、まったく不可能なことではありません。

私が本書の半分以上のページを使って、いまさら10年前の自衛隊イラク派遣のことをわざわざ描いた理由がここにあります。


(つづく)  
2013/09/13 03:09|独り言

自画像 

加藤 礼次朗

Author:加藤 礼次朗
1966年3月8日生まれ。
職業:漫画家。

1986年描き下ろし単行本
『まんが音楽家ストーリー ベートーベン』でデビュー。

映像界では、イラストや友情エキストラ(出演)、2007年にはオペラ「魔笛」の衣装デザインを手がけるなど漫画界以外でも幅広い活動をしている。

 

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バイエル
 

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